労働から卒業しなければ、今後ますます厳しくなる

「現状維持は退化」という言葉は、これからの日本の景気をよく表している言葉だと思います。
何も考えず、ただ日々を無駄に過ごすだけでは、ベルトコンベアのようにどんどん後ろへと追いやられ、気づいた時には手遅れになりかねません。
大事なのは、その流れから脱出し、日本の悪い時流に飲み込まれないよう、早いうちから対策しておくことなのです。
サラリーマンの平均年収は下がり続けている
サラリーマン全体の平均年収は、2021年時点で436万円であり、一見悪くないように見えますが、ここ10年間で殆ど変化していません。
ところが、税金や社会保障費などは日々増え続けているという実情があります。
稼げる金額は伸びていないにもかかわらず、持っていかれるお金が増やされるのであれば、国民はたまったものではありません。
そして残念ながら、超高齢化社会が確定しているこれからの日本においては、今後も、この負のスパイラルに拍車がかかってくることでしょう。
政府や企業が副業を推進している理由
最近になって、政府や企業が副業やたらと推進しているのは、各個人がいつ首を切られても困らないよう、経済的な自立を促すためです。
もはや終身雇用は絶対的なものではなく、最近では「45歳リストラ」という1つの壁が認識されつつあります。
つまり副業の推進とは、老後の問題は個人でなんとかしてね、いざ会社から放り出されても文句を言わないでね…というメッセージなのです。
しかし、いまだに多くの人が自分だけは大丈夫と高を括り、危機感を持っていない人が多数派だということが分かります。
このまま日本が衰退していけば
このまま日本が景気後退し、国としての弱体化が進めばどうなってしまうでしょうか。
予想されるのは、「支配」と「脱出」です。
既に裕福な人は支配者側に回り、さらに支配を強め、どんどん富を大きくしていきます。
また、日本の未来に絶望し、若いうちから海外転出を希望する人も多くなってくるでしょう。
そうなってしまえば、残された人々は、裕福な支配者側に搾取されるだけの日々しか残されておりません。
税金を払うために働き、その日暮らしのために私欲を削る、最低限度の生活を余儀なくされます。
日本は底辺の人間に優しいですが、底辺から這い上がるのは難しい国です。
皆さんは手遅れにならぬよう、早いうちから資産やスキル、お金に困らないための準備に取り掛かれていますでしょうか。
今一度、ご自身の状況を確認してみましょう。